麻酔科

当科で扱う主な疾患と症状

  • 手術療法を必要とする疾患を有し、各診療科から麻酔科依頼のあるもの

全身麻酔

麻酔薬を投与すると十数秒程度で入眠します。入眠後に更に麻酔薬を追加投与し気管挿管(口から喉の奥にチューブを入れる行為)を行い、人工呼吸機能が付いた麻酔器という機械にその管をつなげます。呼吸はこの機械にすべて委ねた状態になります。それから麻酔を維持するためのさまざまなモニター(監視装置といいます)を追加し準備が整えば手術開始となります。
手術中はこのままの状態が維持できるよう麻酔薬の調整等が行われ、適宜麻酔科医が対応します。
手術が終わると麻酔薬投与を減量中止し自然に目が覚める(覚醒する)のを待ちます。目が覚めるまでの時間には個人差がありますが、通常麻酔薬を中止してから10~30分程度です。覚醒状態や呼吸状態を確認評価し、問題なければ気管に挿入していた管を抜きます。

超音波ガイド下末梢神経ブロック

手術に関わる末梢神経を超音波装置を用いて描出し、針を刺して局所麻酔薬を投与します。手術中および手術後の鎮痛として効果を発揮します。

硬膜外麻酔

背中から針を刺し針穴からカテーテルを脊髄を覆う「硬膜」という膜のそばまで挿入します。手術中から手術後において局所麻酔薬や麻薬を投与し鎮痛を図る方法です。手術以外では無痛分娩や緩和医療で行われることがある手技です。

脊髄くも膜下麻酔

腰から針を刺し局所麻酔薬を投与します。下腹部から下半身の感覚を鈍らせることによって下肢の手術や帝王切開などに適応される麻酔方法です。

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