臨床検査科

生理検査

生理検査は、臨床検査技師が直接患者さまと接して検査を行います。生理検査を行う部屋は全て個室化されておりプライバシーの確保に努めております。心電図検査、負荷心電図検査、血圧脈波検査、肺機能検査、超音波検査、脳波検査、神経系検査、睡眠ポリグラフ検査等、様々な検査を実施しています。検査は様々な診療科から依頼され、同じ検査でも患者さまごとに求められる内容が違うため、臨床医学など日々知識をアップデートしながらより良い診療に貢献できるよう努力しています。また、日本超音波医学会認定の超音波検査技師などを育成し、より多くの患者さまに精度の高い検査が届けられるよう精進しています。

病理検査

病理部門では、臨床各科において患者さまの体の一部から採られた組織や細胞から標本を作成し、これを顕微鏡で観察することにより、その組織や細胞が病気の組織や細胞かどうか、病気だとすればどんな病気なのかを診断しています。患者さまの治療方針を決定する上で、重要な役割を担っています。診断には大きく分けて、(1)組織診断、(2)細胞診断、(3)術中迅速診断、(4)剖検(病理解剖)診断、の4つがあります。この中で、術中迅速診断は、手術中に治療の方針や切除する範囲などを決定する際に必要となります。手術中に採られた病気の部分の一部の組織から標本を作り、20分ほどで診断し、結果を手術室の執刀医に伝えます。剖検診断は、不幸にして患者さまが亡くなられた際に、ご遺族の承諾のもとで行われるものです。死因の究明はもとより、病気の診断や治療の効果を明らかにするものです。これらの診断業務を常勤病理専門医と細胞検査士5名や関連大学とも連携を図り特殊な疾患についても対応できる様にしています。

病理1組織像

病理2

輸血・緊急検査

緊急・輸血検査室は24時間365日稼動しており、緊急性の高い検査を行っています。緊急部門では、主に血液検査を行い、血球計算や凝固、生化学など多くの項目を測定しています。その他にも、尿検査やインフルエンザ等の感染症の検査など幅広い検査に対応しています。輸血部門では、血液型や不規則抗体検査など安全な輸血を行うための検査を実施しています。また、TOYOTAの技術を活かし開発されたロボットが検体を運搬しています。正確な検査結果を迅速に提供できるよう日々の精度管理・機器メンテナンスを徹底しています。

培養室

培養室には、臨床検査技師であり臨床エンブリオロジスト・胚培養士の資格を有した技師が常駐し、人工授精、採卵補助、胚移植補助、顕微授精、受精卵培養、胚凍結・融解等の生殖補助業務全般を行っています。

ジョイファミリー

ICSIdrop

ICSI

blasto hatching

外来採血

採血室では、毎日400人近くの患者さまの採血を交代で行い、隣接する検査センターにて迅速に検査結果を提供しています。新病院になり採血の自動受付機が2台導入され、受付までスムーズに行えるようになりました。採血の待合スペースも広くなり、6ブースの採血台で車椅子の方の採血も、お待たせすることなく行えるようになりました。

採血室1自動受付

採血室2待合

ページ
上部へ

ページトップへ戻る