当科で扱う主な疾患と症状
- 感染症全般
- HIV感染症
血液培養のチェック
本来無菌であるはずの血液に菌が混入すると、血液培養検査で検出できることがあります。菌がどうやって侵入したのか、といった情報はその他の身体所見や画像所見を組み合わせて考えますが、菌そのものを検出できるとどのような抗菌薬が効果があるのかがわかり、その後の治療計画に役立ちます。時には珍しい菌や耐性傾向の強い菌が検出されることもあるため、患者担当の医師や薬剤師などど連携して診療がスムーズに行えるようにサポートしています。
HIV診療
HIV感染症は進行すると免疫不全に至り、様々な感染症を起こします。そのため、HIV感染が判明したら早い段階で抗レトロウイルス療法(ART)の導入をし、なるべく免疫低下しないようにしていきます。当院では外来でHIV診療を行っています。耐性傾向の強いHIVなど診療に難渋するケースも時にあり、そのような場合は中核拠点病院である名古屋医療センターに紹介や相談するなど、連携しています。