外科、肛門外科、小児外科

当科で扱う主な疾患と症状

  • 救急疾患(外傷、急性腹症、腹膜炎、虫垂炎、消化管穿孔、胆嚢炎、胆石発作、腸閉塞症、イレウスなど)
  • 一般外科疾患(鼠径ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、胆のう結石、下肢静脈瘤、痔核痔瘻など)
  • 小児外科疾患(小児鼠径ヘルニア、臍ヘルニア、腸重積症、肥厚性幽門狭窄症など)
  • 消化器外科疾患(胃がん、大腸がん、食道がん、肝がん、膵臓がんなど)
  • 呼吸器外科疾患(肺がん、縦郭腫瘍、気胸など)
  • 乳腺内分泌外科疾患(乳がん、副腎腫瘍など)

腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術

痛みも少なく早期の社会復帰が可能な、腹腔鏡下でヘルニア修復手術を行っています。両側のヘルニアに対して同じ創から同時手術が可能で、術後の神経障害が少ない、再発リスクが少ないことも大きなメリットです。全身麻酔で行う必要がありますので、安全を考慮して基本的に2泊3日の手術日程で行っています。
小児のヘルニア手術では、ご家族の負担を考えて、手術日の朝に入院し翌日に退院できるように配慮しています。

「ヘルニアってなあに」

救急診療

転倒転落や交通事故などの外傷性疾患から、虫垂炎、胆嚢炎、消化管穿孔、気胸などの早急に治療が必要な疾患に対し、24時間体制のERトヨタと連携し、各科の専門医、麻酔科医と連絡をとりながら迅速に対応しています。

低侵襲手術(腹腔鏡、胸腔鏡、内視鏡、ロボットを使用した手術)

傷跡が小さいことで痛みも少なく、短期間の入院で治療が可能になっています。早期に社会復帰が可能で、術後の追加治療にも早く取り組むことができます。腹腔鏡手術では日本内視鏡外科学会技術認定医師が中心になって、ロボット手術ではプロクター資格を有した医師の指導の下で、安全で質の高い手術を提供しています。

がん診療

胃がん、大腸がんなどの消化器疾患、肺がん、縦郭腫瘍などの呼吸器疾患、乳がん、乳腺腫瘍などの乳腺疾患を各科の専門医師とともに治療にあたっています。外科系スタッフで合同カンファレンスを毎週行い治療方針を決定するとともに、定期的に治療部門の垣根を越えて各科の専門医師で情報を共有するカンファレンスを開催し、個々の患者さまにあった最善の医療を提供できるように心がけています。

小児領域の治療

地域の開業医さまからご紹介いただく機会が多い、鼠径ヘルニア、臍ヘルニアなどの手術を行っています。肥厚性幽門狭窄症、腸重積症なども小児科医師と病状を検討しながら手術を行っています。高難度な疾患に対しては、大学病院と連携をとりながら治療にあたっています。小児の鼠経ヘルニアでは、手術日の朝に入院していただき、腹腔鏡下で手術を行い、翌朝診察の後退院としています。

チーム医療

薬剤師、看護師、リハビリスタッフなどと情報を共有しながら日々の診療を行うとともに、必要に応じて栄養チーム、緩和チーム、ストーマチーム、褥瘡チームなどとも相談できる環境が整備されています。社会福祉士(MSW)、病診連携室と情報共有しながら、生活の質が損なわれないよう、治療後スムーズに退院できることを心がけています。

ページ
上部へ

ページトップへ戻る