生理検査
生理検査は現在、13名の臨床検査技師で心電図検査や肺機能検査、脳波検査、超音波検査、睡眠ポリグラフ検査等を実施しております。超音波検査では心臓、腹部、頸動脈や上下肢動静脈、甲状腺やリンパ節などの頚部領域、関節リウマチ、経食道超音波検査、胎児心など多様な領域の検査を行っています。心臓領域、腹部領域では、日本超音波医学会認定の超音波検査技師が中心となって各診療科と連携を取りながら的確で迅速な検査を行っています。また、救急外来では、臨床検査技師が救急患者へ対応するほか、研修医への超音波の指導や心電図業務、採血補助業務も行っています。学会発表や勉強会に参加し、精度の高い検査を目指して精進しています。
病理検査
病理部門では、大きく分けて 1. 組織診断、2. 細胞診断、3. 術中迅速診断、4. 剖検(病理解剖)診断、の4つを行っています。常勤病理専門医と細胞検査士5名を配し、関連大学とも連携を図り特殊な疾患についても対応できるようにしています。また、細胞検査士の育成にも努めており、診断に有用な新たな方法を積極的に取り入れ精度向上に努めています。
輸血・緊急検査
緊急・輸血検査室はERに隣接しており、24時間365日稼動しています。緊急部門では、血球計算、凝固、生化学、感染症、尿検査など幅広い検査を行っています。正確な検査結果を迅速に提供できるよう精度管理・機器メンテナンスを徹底しています。輸血部門では、輸血検査や血液製剤管理に加えて、自己血採取補助・保管、院内輸血マニュアルの整備、医師や看護師向けの研修も行い安全な輸血の実施に貢献しています。また、院内血液ガス分析装置の管理やFFP製剤の融解を検査科で一元化するなど、タスクシフトを推進しています。認定輸血検査技師資格の取得や学会発表なども積極的に行っています。
外来採血
採血の自動受付機を2台導入し、6台の採血ブースで毎日400人近くの外来患者さまの採血を交代で行っています。隣接する検査センターにて迅速に診察前検査を提供しています。
また、持続皮下グルコース検査のデータの取り込み・鼻咽頭ぬぐい液の採取など、タスクシフトに貢献しています。